お知らせ

新しい機能、新しいプラン、Evernote の大胆な未来

ついに、新しい機能と新しい登録プランのラインナップについて、皆様にお知らせできる日がやってきました。新しいラインナップでは様々な新機能がご利用いただけるとともに、異なるニーズに合わせたプラン編成にいたしました。

以下に挙げる新機能はどれも、弊社のミッションを果たすための大きなステップに他なりません。これらすべてが組み合わさることで、Evernote を根幹から再定義しています。Evernote は真の「第二の脳」へと進化を続けており、ユーザの皆様が「すべてを記憶する」だけでなく「好きなことを実現する」お手伝いをしていきたいと考えています。そこで今日は、弊社のこれからのビジョンをお伝えするとともに、今日の発表を起点として今後どのように歩んでいくかについてお話ししたいと思います。

新しい機能と新しいプラン

本日、Evernote は以下を発表いたします。

タスク

  • 早期アクセスを終了し一般公開いたしました。タスクは実行すべき ToDo と関連情報のノートを同じ場所で管理できる機能です。そのため、ToDo をすぐに実行に移しやすく、管理作業も効率化されます。
  • タスクを他の Evernote ユーザに割り当てることが可能になりました。Evernote アカウントをお持ちでない方がタスクに割り当てられた場合も、簡単にサインアップして内容をご確認いただけます。

カレンダー

  • Evernote が Google カレンダーと連携できるようになりました。会議などの予定に対してシームレスにノートを作成し、簡単にアクセスすることができます。
  • カレンダーの予定とノートがリンクされるので、予定の背景情報をいつでも手軽に確認できます。たとえば会議で出たアイデアや決定の内容を、関係者、日時、場所、アクションアイテムと簡単に関連づけられます。

ホーム画面

  • 便利なダッシュボードであるホーム画面が、タスクとカレンダーに対応しました。これにより、ノート、ToDo、スケジュールが一か所で確認できます。
  • ホーム画面は柔軟性が高くカスタマイズ可能で、ニーズに合わせて同じウィジェットを複数表示することもできます。

Linux

  • Evernote はこれまでの各種プラットフォームに対応していましたが、ついに長らくご所望の多かった Linux にも対応いたしました。現在ベータ版をご利用いただけます。

その他の改善点

  • 必要な情報をピンポイントで探せるように、ブール演算子などの高度な検索オプションが追加されました。
  • ご要望を反映して、ノートやノートブックが PDF 形式でエクスポートできるようになりました。また人気の高かったレガシー機能(一括エクスポート、インポートフォルダ、クイックスイッチャー)を復活させました。

そして、こうした追加機能を搭載した、新しい Evernote 登録プランのラインアップが登場しました。ユーザの皆様が「私の Evernote では」とおっしゃるのをよく耳にしますが、その言葉どおり Evernote の使い方はまさに千差万別で、皆様それぞれにカスタマイズして独自のワークフローを構築されています。仕事の生産性向上に利用されている方もいれば、ナレッジ管理、学業、趣味、あるいは特定の目的のみに絞って利用されている方もいらっしゃるでしょう。

新しい登録プランでは、皆様のご使用用途を念頭に、Evernote の機能をわかりやすく 4 つのパッケージに分類しました。これにより、ご自分に合った Evernote を選びやすくなるかと思います。

  • Evernote Free — 旧名称は「ベーシック」で、「すべてを記憶する」ためのパワフルな機能を搭載した無料のプランです。Free プランは、今後もリリースごとに機能強化される予定です。Evernote を手軽に使い始めてみるのに最適のプランで、基本的な情報の収集や管理が可能です。
  • Evernote Personal — お手頃価格で利用できる個人向けの新しい有料プランです。以前の「プレミアム」プランをベースにしていますが、追加のタスク機能やホーム画面の高度なウィジェット、メインの Google カレンダーとの連携機能などが加わり、忙しい毎日をより簡単に整理できるようになっています。
  • Evernote Professional — ハイエンドなパワーユーザを対象とした個人向けの有料プランです。仕事でもプライベートでもたくさんの情報を効率的に管理したい方におすすめです。以前の「プレミアム」比べてさらにレベルアップした機能が多数追加されており、他のユーザにタスクを割り当てたり、複数の Google カレンダーアカウントと連携したりすることが可能です。さらに、ホーム画面も細かくカスタマイズ可能で、高度な検索オプションもご利用いただけます。また月間アップロード容量は Personal プランの 2 倍あるので、容量を気にすることなく生産性向上に集中できます。
  • Evernote Teams — 旧名称は「Evernote Business」で、コラボレーションやナレッジの共有に最適なチーム向けの有料プランです。単に名称が変更されただけでなく、Teams には本日発表した新機能がすべて含まれています。また、管理者用の各種機能と企業に不可欠なアクセス権限管理とセキュリティが提供されます。Teams のお申し込みは最少 2 ユーザから可能です。

すでに最新バージョンの Evernote アプリをご利用のお客様は、特に必要な手順はございません。プレミアムユーザの方は、機能が増えた新しい Personal プランに自動的に移行されます。ベーシックユーザとビジネスユーザの方は、それぞれ新名称の Free と Teams に移行されます。本日発表した新機能をご利用いただくには、必ず最新バージョンの Evernote をご利用ください。すべての変更が反映された最新バージョンの Evernote は、アプリのダウンロード元に応じて今後 24〜48 時間の間にダウンロード可能になります。

新しいプランのどれが自分にとって最適かお知りになりたい方は、プラン比較ページをご覧ください。各プランの詳細が記載されています。

明日の Evernote: 魔法のような利便性を皆様へ

Evernote には、語り継がれる歴史の上に成り立っています。デジタルノート業界のパイオニアであり、何百万人もの情熱的なユーザを「すべてを記憶する」道へと牽引してきました。そして今、さらなる可能性の扉を開きつつあります。

「ホーム画面」「タスク」「カレンダー」は、2021 年に初めて Evernote に登場したまったく新しい機能です。これらの機能はこれまで Evernote が注力してきた「ノート」という土台の上に成り立ち、互いに連携しながら相乗効果を発揮し、特別な価値を創出します。それは魔法のような利便性といっても良いかもしれません。

  • タスク + ノート: 「やるべきこと」と「そのために必要な情報」が一目で確認できるため、 すぐに実行に移しやすく目標に到達しやすくなります。関係者、計画、アイデア、決定事項が一か所にまとめられるので、情報整理に労力を奪われることなく、自分の可能性を最大限に発揮できます。
  • カレンダー + ノート + タスク: 予定や会議が格段に捗ります。必要な情報がすべて一か所で管理できるので、会議の準備にも時間がかからず、会議の後も決定事項や背景情報と一緒にアクションアイテムを各自に割り当ててトラッキングできます。
  • ホーム画面 + ノート + カレンダー + タスク: その時に最も必要な情報がホーム画面のダッシュボードにすっきり整理されて表示されます。今一番関連性の高いノート、期限が迫っているタスク、最新のスケジュールが 1 つのビューで確認できるため、Evernote を開いた瞬間にその日にやるべきことが一目でわかり、大量の情報に圧倒されることなく、順調な一日のスタートを切ることができます。

Evernote 社内では知らない人はいませんが、私がこれらの機能の利便性と生産性向上について話し始めるときりがありません。しかし、私が長々と話すよりも皆様ご自身で実際に使ってみていただければ、その相乗効果を体感していただけると思います。

私たちがこれからも皆様の情報整理と目標達成を支援していく中で、Evernote の利便性をさらに高めるだけでなく、皆様に驚き喜んでいただけるような進化を遂げられると確信しています。いくつもに分かれた情報の流れ、あるいは存在すら忘れていた既存の情報と新しく入ってくる情報の間につながりを見つけることで、尋ねられる前に必要な情報を必要な時に差し出せるアシスタントのような存在になれたらと思います。それにより、皆様はこれまで情報管理に割いていた時間が自由になり、本当に大切なことに集中できるようになります。

要するに、皆様が最小限の労力で情報をすっきり整理できること、職場で自信を持って生産性を発揮できること、個人的な情熱を追求できること、そして毎日時間に追われずにやるべきことをできること。Evernote がその原動力になることが私たちのビジョンです。

今後の歩み

2019 年初頭以降、弊社では今後のイノベーションを可能にするために各種クライアントとクラウド基盤を強化し、 Evernote の再構築に力を入れてまいりました。基盤が整った昨年からは修正と微調整に力を入れ、新しいクライアントへこれまでの機能を再実装することに取り組んでまいりました。そして 2021 年に入ってからは、それぞれ高い有用性を持つ新機能をリリースし、Evernote でできることを拡大してきました。

また、開発速度もこれまでに比べて大幅にスピードアップし、数週ごとに新しいアップデートをお届けできるようになりました。今後数か月は、Evernote の核であるノート機能を向上させるとともに、他の各種機能を強化し連携を深めて利便性を高めてまいります。どの登録プランをご利用いただいている場合でも、今後の Evernote エクスペリエンスは着実に向上し、皆様の毎日に欠かせないものとなっていくことでしょう。

今日は Evernote にとって標石となる日でしたが、これからも続く道のりの一日に過ぎません。私たちは、Evernote が真の「第二の脳」となる日までその歩みを止めることなく、皆様の「すべてを記憶する」と「好きなことを実現する」をサポートしてまいります。

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